qualiadiversity’s diary

ダイバーシティ&インクルージョンな日々を楽しむヒントや情報を発信しています。

あなたは、傲慢なリーダーになっていないか?

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HBR2017.06号でもう一つ気になった記事を紹介します。

なぜ人は昇進すると横柄になるのか
権力のパラドクスを回避する3つの方法
カリフォルニア大学バークレー校 
教授ダッチャー・ケルトナー

小さいとはいえ、社員を雇い社長を名乗り、いくつかのNPOでは理事という経営の一旦を担う役割を持つ身としては、自戒を込めての(^_^;)、エグゼクティブサマリーです。
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・人は通常、共感、協働、偏見のなさ、公平さ、分かち合いなど、他者の利益を増進させる特性や行動によって権力を得る。しかし、自分に力があると感じたり特権的な立場を享受しはじめるとこうした資質は影を潜めるようになる。
ーー権力は腐敗するーージョン・アクトン卿

・人は自己の長所を土台にして出世するが、立場が上になるほど、タチの悪い行動を取るようになる。
クッキーモンスター実験 
三人一組のメンバーから無作に一人を選びリーダー役に指名する。グループで文書を作成する作業を30分やってもらい、その後焼きたてのクッキーを一人一皿、そしてもう一皿1枚余分に出す。みんなが遠慮する中2枚目に最初に手を出すのは、必ずといって良いほど、リーダー役に指名された人だった。

・調査研究で以下の点が明らかになっている
裕福な人は、賄賂や脱税など非論理的な行為に手を染めることは許容されると答える確率が高かった。
MBA保有しているCEOはそうでないCEOよりも、自分の報酬は増えるが会社の価値が下がる原因となる利己的な行動をとる可能制が高い

・権力のパラドクスを避けるための自覚と行動とは

1.自己認識を広げる
 権力を得ると、人は一種の躁状態になる。気分が高揚し、エネルギーにあふれ、報酬を渇望し、自分は全能であり、リスクを取っても平気である、と。そして、向こう見ず、無礼、非論理的な行動につながる

このような考えや感情と向き合うだけで前頭葉のある分野が動き出して、最悪の衝動を抑制しようとする。
自己認識は、日々マインドフルネスを実践することで身につけられる。静かな場所で深呼吸をする、自分の身体感覚、周囲の音に集中する。
自分の立ち居振る舞いをよく考えるコトも重要。
あるケーブルテレビ局の脚本チームは偉い順に昼食のサンドイッチを配る。米軍食堂では逆、部下から先に配る。自分の部隊への敬意を表すために

2.共感、感謝、寛大さを実践で示す
米上院本会議で共感を示す表情や声の調子でスピーチを行った議員は、傲慢で威嚇的な態度で話した人よりも可決された法案が多かった。
ささやかな形で感謝を伝えることもポジティブな結果を生み出す。
グループのメンバーと「シェア」する人は、尊敬を集めて影響力を持つのに値し、リーダーにふさわしいと見られる。

共感を実践する方法
・話をする際に的確な質問を1つ、2つ投げかけ重要なポイントを自分の言葉で言い換える
・いかにも楽しそうに人の話を聞く
・問題を抱えた人がきたら、残念ですね、それは本当に大変でしょうと、心配しているコトを伝える、急いで判断したり忠告しない
・事前に少々時間を取り、これから会う相手の状況やどんな人かを考える

感謝の気持ちを実践する方法
・心を込めて感謝を伝える
・よい仕事をしたときは、それを特に取り上げて高く評価したメールやメモをタイミングよく出す
・裏方も含めてチームに貢献した各人の価値を公に認める
・背中をポンとたたく、グータッチ、ハイタッチなどその場にふさわしい身体接触を使って成功を祝す

寛大さを実践する方法
・部下と1対1で話すチャンスを作る
・重要で注目されている職務を任せる
・ほめるときは惜しみなくほめる
・注目を独り占めせず、チームと組織への成功に寄与した全員を正当に評価する