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qualiadiversity’s diary

ダイバーシティ&インクルージョンな日々を楽しむヒントや情報を発信しています。

GIVE&TAKE 与える人こそ成功する時代

お薦めの一冊

ずっと積ん読だった、アダム・グラントの「GIVE&TAKE 与える人こそ成功する時代」をようやく読了。著者は1981年生まれ。ペンシルバニア大学ウォートン校の史上最年少終身教授だそうで、FBでも皆さん話題にしていたが、期待通りの本だった。

アダム・グラントは人間の思考と行動を次の3つに分類している。
・ギバー 与える人
・テイカー 受け取る人
・マッチャー バランスをとる人

3つのタイプの本質的な違いは、ギブとテイクのどちらが先に来るかということ。
テイカーは、テイク&テイクン
なんでも自分中心の考え、自分の利益を得る手段としてのみ「相手にギブする」テイクという目的を達成する手段として有効だと考えれば、積極的にギブすることもある。
ギバーはギブ&ギブン
まずギブしようとする。真っ先に相手のことを考え、その時点でテイクが目的にあるわけではない。みかえりなどなしにまず人に与える。その結果はからずも「どこかからお返しをもらえる」
マッチャーはいつも頭の中にバランスシートを持っている。自分と相手の利益・不利益をそのつど公平にバランスし、ギブ&テイクの帳尻をあわせようとする。

与える人が成功する というロジックは 現象としておきるまでに非常に時間がかかるという。だから、時間的に鷹揚な人でないとギバーにはなれないらしい。
テイカーやマッチャーは自分が誰かにしてあげたことを「損得勘定」に置き換えて、司祭漏らさず自分の記録ノートにつけているが、ギバーは記録よりも「記憶」を重んじている。だから、時間を経ても人間関係のつながりを再構築することができ、そこから恩恵を得ていく。ギバーにとって恩恵とは「思いがけず来るモノ」であり、事前に期待したり損得案上するものではない。
成功するギバーは自己犠牲ではなく他者志向性を持っている。
他者志向になるということは、受け取るより多くを与えても決して自分の利益は見失わずそれを指針に「いつ、でこで、どのように、だれに与えるか」を決めること。

ギバーだから誰でも成功するわけではない。与えすぎて燃え尽きてしまう人も少なくないようだ。
アダム・グラントは、100時間は「与える」うえでのマジックナンバーだという。
ボランティア活動の100時間ルール。年間100時間から800時間ボランティアをしている人は、年間100時間未満、もしくは800時間以上している人よりも幸福度と人生の満足度が高いという。このラインを限度に設定しておけば、大きなパワーが得られ、疲労感が最も少ないそうだ。
もし燃え尽きそうになったら、周囲からサポートを受けること。それこそが燃え尽き防止の強力な特効薬だそうだ。FAJの運営メンバーに聴かせたい言葉(^_^)

私自身、Give&Give&Giveを信条として生きているので、この本にはとても勇気づけられたぞ~。