qualiadiversity’s diary

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「概念化」ってどういうこと?

デービット・コルブの「経験学習モデル」は、大人の学びを説明する上で非常に役に立つ理論である。この話をすると、経験から学び、それをまた経験に活かすというサイクルが重要であることを理解してもらいやすい。

1.具体的な経験 
 ある出来事を体験をする

2.観察とリフレクション
その内容を振り返って省察(内省)する(つまりそれはどんな意味があるのか、とかどんなことだったのか、どうだったのかと自分に問いかけること)

3.標準化と概念化
そこから得られた教訓・学んだことを抽象的な仮説や概念に落とし込む

4.標準化した概念の検証
得られたものを新たな状況に適用させて行動してみる

そしてまた1に戻り具体的な経験をする・・・・と続く

この説明をするときに一番手こずるのが「概念化」の部分だ。

ここでは、ある出来事を経験した時に、単に経験したことだけを振り返るのはなく、他との共通点や相違点まで含めて考えたり、より高度なレベルで意味づけをし、次に活かすという意味あいなのだが、すっとわかる人もいればなかなか理解しずらい人もいる。難しい言葉をわかりやすく伝えるのは難しい。

どういえば伝わるのか、いろいろな人に聞いてみた。そうするとさすがいろいろな解釈が集まった。

<「概念化する」とはどういうこと?>
・マイセオリー(または持論)を持つこと
・ある出来事から教訓を引き出すこと
・具体的な事象や事柄の共通点を見つけて抽象化、一般化すること
・物事の本質をとらえること
・いろいろな出来事に一連の意味づけをし、ひと言で表すこと
・体験したことの中にある個別性・違いを排除し、共通の要素や本質的な要素を抽出すること
・個別の出来事や経験を関連付けて総括的な意味や意義を形作ること

一つのことからより多くのことを学び、より多くのことに気づき、それを一言で言葉に表せる人、そんな人が概念化する力のある人ということでしょうか。

ということは、私が「概念化」という言葉をうまく説明できないってことは、私自身が概念化がうまくできていないということ・・・・?

あちゃ!墓穴を掘ってしまったような(苦笑)