qualiadiversity’s diary

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3月8日は「国際女性デー」の日

 3月8日は、国連が定めた「国際女性デー」。これは、1975年の国連「国際婦人年」を契機に、国連が提唱したもので、毎年女性の地位向上や環境整備をめざしたイベントが世界各地で開催されている。
私が本格的に男女共同参画分野に関わり出したのは、1995年に北京で開催された国連「第4回世界女性会議」に参加して以来。世界中から3万人ものNGONの女性たちが集まり(日本からは約5000人が参加)、さまざまな女性問題についてワークショップが開催された。
私たちは女性のM字型就労形態(女性が結婚・出産で一旦退職し、パートとして再就職する際の労働力率の形がMの字に似ているためこう呼ばれている)をテーマに、女性の労働問題についてのワークショップを行った。M字型という言葉に、世界の女性たちは怪訝な顔をしていたが、賃金格差やガラスの天井、無償労働(家事・育児)の負担など、働く女性の現状はどこの国でも共通の話題だった。
あれから、14年。働く女性の状況は少しは進歩しただろうか。良くなった面もあれば、より問題が複雑になった面もあるように思う。誰かが言っていた。平等への歩みはスプリング(ばね)に似ている。前進したかと思うとバックラッシュが起きて後退させられる。でも、それに耐え力に変えることでまた一歩前に進むのだと。。声に出し、行動しなければすぐに後退してしまうもろさを感じながらも、前に向かって歩き続けるしかない。
今日は、そんな想いをもった世界中の女性たちがまた一歩踏み出す日でもある。