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qualiadiversity’s diary

ダイバーシティ&インクルージョンな日々を楽しむヒントや情報を発信しています。

女性が変える日本経済

 7月8日の日経新聞朝刊に、企業活動における女性活躍に関する特集が組まれていた。法政大学の小峰康夫先生が座長となって実施した「女性が変える経済と金融」プロジェクトの概要を紹介したもの。その指摘はいちいち納得ができる

以下にポイントを簡単に紹介したい。

1.女性がこれからの経済を変える
・「追いつき効果」による変化
外国に比べ、日本女性の経済分野への参入率は異常に低く、今後その是正が急速に進み、「追いつき効果」により経済分野への女性進出は一段と進む
・「構成比効果」による変化
 主体の構成比が変わると全体の行動様式や経済状態が変化するというもの。今後、女性の経済力が高まると、消費・貯蓄全体の姿も女性色が強くなっていく。

2.女性の力を生かしていくことは経済を元気にする
・マクロ的にはすでに女性の力が経済を支えている
女性の実質収入総額は男性に比べ増加傾向にあり、女性主導となっている
高学歴女性の製材能力が開発されれば、経済全体の生産性が高まる
 (*ただし、頭数を増やすという発想では効果はない。増やせばいいということでない)
・ミクロ的にも女性の進出が企業を元気にする
 女性を積極的に活用している企業ほど収益性が高く、将来性に優れているということはある程度実証されている

3.女性の力を生かすことは構造改革の一環
・女性の経済参加を阻害する要因として旧来型の日本的雇用慣行(長期雇用、年功賃金、新卒採用→育成ローテーション)がある。これらを改革しない限り女性の活躍は難しい

4.女性の力を生かすためには広い視野で対応を考えていくことが重要
・女性問題は男性問題でもあり、男性の働き方の変革が重要となる
・女性が経済分野に進出すると、男性の働き方を効率化し職場全体の生産性もあがる

すでに女性の力なくしては企業が成り立たないことは、多くの人が気づいていることだ。
長年慣れ親しんだ考え方や仕事のスタイルを変えることは容易ではない。しかし、もうそ
んな悠長なことを言ってはいられないくらい、喫緊の課題になってきているのが現実だ。この変化を好機に変えるべく本気で取り組みはじめた企業は多い。あなたの会社は大丈夫だろうか。

数年前、ある大企業の管理職が「女性の力に頼るほど落ちぶれてはいない」と言っていた。
最近、その企業が女性活躍に取り組み始めたという。
落ちぶれたのか、この課題の重要性に気づいたのか。後者だと思いたいものだ。