qualiadiversity’s diary

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白い花かご

半年続いた女性リーダー育成WSの最終日でした。
経営層に向け、女性活躍に関する提言を発表するというゴールに向けて、この半年みんなよくがんばりました。
個性豊かでそれぞれに強みをもった15名が初めは遠慮がちにそして徐々に心を開きながら、よりよい提言に向けて議論を重ねました。
資料作成の山場では深夜2時まで話し合ったり、メールで意見を集約したり。15名の心をひとつにする難しさを感じながらも、最後まで粘り強く合意形成に向けて話し合った経験は、そのプロセスこそがメンバーの力となったことでしょう。

朝から入念なリハーサルをして迎えたプレゼンテーション。15名の想いがこめられた提言内容はしっかりと経営層に届いたようでした。
何より嬉しかったのは、その後の個人のキャリアプランの発表。一人ひとりが自分なりのキャリアビジョンを描き、力強く具体的な目標を語ってくれました。

今回のリーダー育成研修で、私が一番伝えたかったことは、女性は十分リーダーになる力をもっているのだということ。ひとつのタイプだけのリーダーシップが通用したのは過去の話。多様なリーダーシップスタイルが求められる時代であり、女性のリーダーシップこそが組織には不可欠だと思います。

管理職になりたいのではなく、「やりたいこと」があるから管理職になる。自分の仕事に一生懸命取り組んでいたらリーダーの道へと続いていた。それが、いつわらざる女性たちの想いではないでしょうか。自分のなりたい姿が明確になった彼女たちは、自分なりのリーダー象を描くことができるようになったと口々に話してくれました。
「意識が変わると行動が変わる」という言葉がありますが、本当に彼女たちの発表は堂々として目が輝き、強い意思の力がみなぎっていました。

多くの女性リーダー育成研修にかかわってきましたが、今回の研修は私にとっても印象深いものでした。私自身も彼女たちに決して答えを与えるのではなく、いかに学びを促進させるか、という自分自身の課題と向き合いながらサポートする日々でした。この研修が終了した後も自分の力で組織を動かしていけるような関わり方をしたい、という気持ちでずっと研修に臨んでいました。

私のそんな想いを、彼女たちはしっかり受け止めてくれたようです。
懇親会でいただいた白い花かご(冒頭の写真です)とメッセージ、そして彼女たちの言葉はなによりの贈り物です。

15人のキャリアの実現を今後も見守っていきたいと思います。
5年後には情熱大陸にでようね。タイトルは「○○社を変えた15人の女性たち!」
楽しみにしています。